| FAQ集(胃腸に関する質問と回答です) |
VOL. 5/がんの早期発見は定期検診? |
| Q: |
がんの早期発見はやはり、定期検診でしょうか? |
| A: |
がん予防のカンどころ
どんな職業、特に技術職にはわざ技とかん勘どころが大切なのではないでしょうか。医療の現場もまさにこれが重要で、「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」では困りますから、それぞれの臓器に応じたがんの特性をつかんで、技のつかいわけや、抑揚をつけることも必要なのです。
近年、がんの発生メカニズムに関する遺伝子の研究が進み、がんに対する促進物質と抑制物質が食品にあるように、がんそのものの発生にも促進遺伝子と、抑制遺伝子とがあることが判ってきました。ヒトの遺伝子(ゲノム)の解明が進んでいますから、いずれ、遺伝子のコントロールで、がんの予防や治療が進むはずです。しかし、今のところ、これらの研究の中から、ある臓器のがんにたいする高危険群(ハイリスクグループ)の人を、より重点的にその臓器について調べていれば、より効率的に早期のがんを拾えることが判ってきたのです。
やや専門的な話になってしまいますが、たとえば、肝臓がんを発見するにはB型とかC型、とくにC型の肝炎の抗体を調べて陽性の人、その中で血小板が低い人に的を絞って優れた超音波診断医が見ていけば、ほとんどの肝臓がんを早期に発見出来てしまうのです。
このようにしてほかの臓器でも、早期に小さいものを見つけてしまえば、そこから先は、進んできた内視鏡的な手術や、縮小手術や、針を刺して体の外から薬品を注入してやっつけるとかだけで、再発もないような治療だって受けられることになるのです。
そんなわけですから、その臓器その臓器に応じた専門医の「勘どころ」を生かさない手はないのです。そして、定期的な検診は必ずかかさないことではないでしょうか。 |
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