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FAQ集(胃腸に関する質問と回答です)
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VOL. 4/大腸がんはどんな病気ですか?
Q: 大腸がんはどんな病気ですか?
分かりやすく教えてください。
A: 早期大腸がん
 大腸がんなんか怖くない、とは言っても、予防をしていれば怖れるにたらずということです。しかし、体中のあらゆるがんのなかでは予防もしやすいもの、発見もしにくいものなどとずいぶん幅があることを知っておいていただきたいと思います。

 そして、消化器のがんの中では、大腸がんは、最も予防しやすいものなのです。というのは、大腸がん検診と言っている便の潜血反応(2回採取法がよい)を受けるのが大変有効ですし、これでチェックされてさらに大腸の内視鏡検査を受ければ、大腸のがんやポリープがけっこう見つかります。

 どうしてかと申しますと、がんが大きければもちろんのこと、小さくても、そしてがんではなくてポリープの段階でも、ある程度の大きさのものは、血のにじみが起こりやすいという性質をとらえることが出来るからなのです。

内視鏡による大腸内の患部の様子
 この大腸ポリープの細胞の様子(生検と言って、一部の細胞組織をかじって検査に出すことによってわかる)によりますが、原則的にこのポリープの段階で切除してしまえばよいのです。

 一部ががん化していても、この切除によって、再発の心配なく取りきれることがほとんどで、いずれはがん化するであろうものの芽を摘めることになるわけです。

内視鏡的切除後
 つまり、大腸がんのほとんどは、このポリープから発育するのであり、平坦型と言って、隆起しないまま進行がんにいたるものもあるのですが、これはごくまれなのです。大腸がんはコントロールしやすいと言う意味で、一つ興味深い事実があります。

 それは、年に1〜2回の人間ドックを受けている人たち234万名のデータの集計によれば、大腸がんの発見率は92年からややよこばいで、98年からはむしろ減少に転じているのです。(日本病院会の全国集計 1999年)もちろんこうした人たちは、ポリープの段階で見つかって、切除するなりの手当を受けているからだとも言えると思います。

 ですから、我が国の大腸がんの発生率自体は厚生省の統計に見るように、まだ上昇の一途なのですが、ちゃんと健康診断を定期的に受けていただけば、大腸がん怖れるにたらずと言うことになるのです。そこで、少なくも定期検診などでの便の潜血反応を必ずお受けいただき、これでチェックされれば専門医療機関での内視鏡検査においで下さい。

 もちろん潜血反応は絶対のものではありません。家系的にがん特に大腸がんの方がいるとか、排便異常とか、お腹がすっきりしなくなったとか血便を見たなどあれば、いつでも専門医にお見せ下さるようお勧めします。
 
 
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